Netflixで配信中の『ドント・ルック・アップ』に登場した日常で使えそうな英語表現を紹介いたします。
レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、そしてハリウッド界のラスボスである(?)メリル・ストリープという豪華絢爛な俳優陣がそろい踏みな今作品。
全方位にバチバチの風刺を利かせたストーリーが面白いだけでなく、英語学習にもとても役立つ映画でしたよ!
『ドント・ルック・アップ』の英語学習オススメ度
リスニング難易度 | |
語彙の難易度 | |
日常での使いやすさ |
アリアナ・グランデやティモシー・シャラメなどの若手からメリル・ストリープのベテランが一同に介すこの映画。老若男女問わず様々な世代の英語が聞けるため、リスニングには持って来いでした。
アリアナ・グランデとジェニファー・ローレンスは同世代なのですが、アリアナはスイートで可愛い喋り方に対してジェニファーは結構サバサバとした喋り方でした。
日本語でもそうですが、同世代であってもその人のパーソナリティによって喋り方って違ってきますよね。

例えば私なんかはオタクによく居る低音で早口な口調で喋ります。興奮すると更に早くなる。
なので英語でも喋り方が好きな俳優を見つけて、その人を真似るのもひとつの手だと思っています。
あと、個人的にティモシー・シャラメの演じる役の喋り方がボソボソとしていて聞き取りにくく、何回も繰り返し聞きました。
語彙に関しては、彗星の衝突が主軸の作品なので、“orbit”(軌道)、”first principles”(第一原理)など天文学や物理に関する単語が多く出てくるのが特徴的でした。
レオナルド・デカプリオとジェニファー・ローレンスの二人の天文学者が、大統領役のメリル・ストリープと会話する場面も多く、フォーマルな場で使う表現が多く勉強になりました。
『ドント・ルック・アップ』に出てきた使える英語表現

Bottom line
ミンディー教授(レオナルド・ディカプリオ)の科学的すぎる彗星衝突の話を聞き、何が何だか分からないオルレアン大統領(メリル・ストリープ)が“Let’s bottom line this”とビシッと一言放ちます。
これは「要件をまとめましょ」という意味になります。
元々、Bottom lineというのが金融に関する用語で、英英辞典で調べると下記の様に出てきます。
the final line in the accounts of a company or organization, stating the total profit or loss that has been made:
引用”Cambridge Dictionary” : (https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/bottom-line)
(会社や組織の損益計算書に記された最後の一行)
このような決算書の最後には会社の純損益当の大事な事が書かれている事から転じて、「結論」や「要点」の意味合いがあります。
よくThe bottom line is S+V~という使われ方をしていますが、映画の中では動詞化して“Let’s bottom line this”となっています。
Let’s call it a night
研究室のメンバーが新しく見つけた彗星の軌道の計算をしている時にミンディー教授が言った言葉です。意味は「今夜はお開きにしよう」
みんなノリノリで世紀の発見に浮かれていた訳ですが、計算するとどうやら数字が0に近づいていく。(地球に衝突する)
人類果ては地球の危機を察したミンディー教授は“Let’s call it a night”と言い、一旦ケイト以外の学生を帰らせる訳です。
Call it a night で一つのイディオムで、Let’sと組み合わせるだけでなく以下の様にも使えます。
We left the party and I wanted to call it a night, but Martha invited people back for coffee.
引用”Cambridge Dictionary” 🙁https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/call-it-a-night)
(私たちはパーティーから抜けて私はお開きににしたかったけれど、マーサがコーヒーでもどうかと戻るように誘った)
ちなみにお昼に同じ意味で使いたい時は“call it a day”となります!
I’ll have to see
ミンディー教授がテレビ出演した後に、番組司会者のブリ―(ケイト・ブランシェット)に食事に誘われたシーンでの一言。
「今すぐに決められないから、ちょっと考えますね」という意味合いになります。
ただ、日本語でも「ちょっと考えていい?」だけで返して会話終了とはなりませんよね。
その後に「予定分かったら連絡するね」、「今日中には決めれると思う!」と情報を追加するはず。
このシーンでも同じで、ミンディー教授は“Thank you for the invitation”(お誘いありがとう)と返しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ぜひ皆さんも『ドント・ルック・アップ』をご覧いただき、自分に合った英語表現を見つけてみてください!
そして映画を見る作業は言わばインプット。学んだ英語表現を適切に使えているかどうかはアウトプットするのが大切!
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